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新型コロナウイルスに関連した心の不調

新型コロナウイルスに関連した心の不調

緊急事態宣言が解除されたとはいえ、まだまだ気が抜けない新型コロナウイルスは、今後も上手く付き合っていくしかないウイルスだと言えます。「コロナうつ」や「コロナ不安」など、新型コロナウイルスに関連した心の不調に悩まされている方は決して少なくはありません。まずはそういった心の不調がどういった症状なのかを知るとともに、自身の心のケアに関して積極的に取り組むように日頃から意識しておきましょう。

コロナうつとは

新型コロナウイルスに関連した心の不調によって心療内科や精神科などを受診する方が増加傾向にあるのは言うまでもありません。長い自粛生活によって外出が制限されるとともに自宅で過ごす時間が長くなったことで、何となく気分が晴れなかったり、自分が感染するかもしれないという不安を抱いた人も数多くいると言えます。

最初はちょっとしたうつ状態だったとしても、そのまま放置しておくと症状の悪化を引き起こしかねませんし、重症化することも考えられますので注意が必要です。

人は、新型コロナウイルスのように、先が見えないものや分からないことに関しては特に強く不安を抱く傾向にあります。環境の変化という点では五月病にも似たストレスだと言えます。環境の変化は心身に大きくストレスを与えるということを頭に入れておきましょう。

ストレスによる症状はすぐには表れませんが、新型コロナウイルスの感染拡大のピークを過ぎたあたりや収束した後など気を付けなくてはなりません。

うつ病が発症するに至るには2か月から3か月のタイムラグがあることから、今後もコロナうつ症状で受診をする人は多くなることが予想されます。自分は大丈夫と思っている方も、もしもの時に備えて日頃から対策を講じておくことをおすすめします。

ストレスを溜め込まない

誰もが何かしらのストレスを抱えている現代ですが、知らず知らずのうちに溜め込んでしまって取り返しのつかないことになってしまう前に、日頃から対策を講じておくように心がけましょう。

緊急事態宣言が解除されたとはいえ、第2波への不安や慣れない新しい生活様式、時には除菌もストレスになりかねません。いつ収束するかもわからないため、具体的にいつまで頑張ればいいといった目標も定まらず、ゴールが見えないといった状況です。

また、こういったストレスを抱えた状況におきましては家庭内での不和が起こりやすくなります。実際、価値観の違いなどからコロナ離婚に至った夫婦も少なからずいますので、気を付けなくてはなりません。

上手くストレスと付き合っていくためにはどうすればいいのか、自分自身に合ったストレス解消方法を身に着けるように心がけましょう。

セロトニンを増やす

うつ病は、脳内物質のセロトニンが不足している状態です。日頃から積極的にセロトニンを増やすように努めましょう。セロトニンは精神の安定に有効です。不足するとイライラ感や疲労感が増したり、不眠や向上心の低下にも繋がっていきます。特にストレスに対して有効なので、不足しないように気を付けなくてはなりません。

日光を浴びることの他にも、セロトニンを増やす方法はたくさんあります。リズミカルな運動によって活性化されるという特徴がありますので、歩行運動や意識的な呼吸を行いましょう。一定のリズムを刻むことによってセロトニン神経が刺激され、覚醒状態を高める効果が得られますのでおすすめです。

また、人との触れ合いや食事もセロトニンの分泌に大きく影響しているということをご存知でしょうか。トリプトファンという必須アミノ酸の一種を積極的に摂取することによってセロトニンの分泌が促されるのですが、体内で生成することができないため食事から摂取するように意識しておきましょう。牛乳やチーズ、マグロやカツオ、納豆や豆腐などの大豆製品やナッツ類、バナナといったトリプトファンが含まれる食品を積極的に摂取するように心がけてください。

また、セロトニンの大部分は消化管に存在していますので、腸内環境を整えることも大切です。腸のはたらきは自律神経によってコントロールされているのですが、ストレスを抱えていると自律神経が乱れやすくなりますので注意が必要です。

まとめ

コロナうつやコロナ不安といった言葉を生んだ新型コロナウイルスですが、この先も上手く付き合っていかなくてはなりません。日頃からストレスを溜め込まないように心がけておくことによって予防に繋がりますが、症状によっては専門医を受診することも大切です。うつ病は時として死に至ることもある病気ですので、決して軽視することなく、早期発見・早期受診を心がけましょう。

コロナうつやコロナ不安の対策は心身の健康を促進するうえでも有効です。予防するためにも積極的に対策を講じることをおすすめします。

 

 

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